公演記録 2012.08.03
飯田人形劇フェスタ(飯田市千代 法山地域振興センター)

今回で10年連続参加のフェスタ。(うち一回は観劇参加)良く続きました。
でも、今年の公演はひと味違った公演でした。
それは、これまでは「本部公演」でフェスタ実行委員会が主催の公演でしたが、
今回は地域主催の公演。
場所は、飯田市千代の「法山(ほうざん)地域振興センター」。
演目は、「童謡メドレー」「はらぺこあおむし」「ジャックと豆の木」です。
10名の参加。朝、8時に京都、宮津を3台の車で出発。高速を使い会場に着い
たのは午後2時を回っていました。
この、千代地区は山あいの農村地帯です。蒸し暑い丹後と比べて涼しい風が吹き
込んで、外に出るととっても涼しい。


外はとても涼しいのだけれど、公民館の中はさすがに暑い。それでも仕込みを始めました。



水分補給をしながら、汗をいっぱいかいて仕込みを続けていると・・
そこへ、担当の方がなんと,アイスクリームを差し入れてくださいました。



冷たいお茶に加えてのアイス。とてもおいしくて、しばし仕込みを中断して休憩。
この「地域振興センター」設備がとても整っている。毎年地域主催の公演をされているということで
舞台をはじめ、袖幕、音響、照明機器など・・。そしてそれらの仕込みを前夜に役員の方々が済ませて
くださっていました。その分、私たちの仕込みもずいぶん楽でした。



すぐ近くに住む千代小学校2年生のKくん。仕込みの様子を見に来てくれました。人形や機材に興味深々。
「はらぺこあおむしやるから、やりたい人を聞く時手を挙げて」というと、きっちりチョウチョに立候補
していましたね。
千代小学校までは約3.5キロの道のり。大雪のなかも徒歩で通学しているそうです。



夕食も準備してくださいました。手づくりの巻きずしとお稲荷さん。野菜の漬物やデザートにプラム
まで。
この時まで、音響担当の方をすっかり業者さんと思っていましたが公民館の役員さんと判明。そして
このMさん。「謎のひと?」。
水素を使った塩ピ管のバズーカ砲を作ったりと、科学教室の講師をされているらしい。そして関西
ローカルの「大阪ほんわかテレビ」に出演された時のビデオを見せて下さいました。



「謎のひと」Mさん。

大阪ほんわかテレビ

開演30分前。本番待機です。外はまだ薄明るい。

Mさんの進行で本番が始まりました。



「あおむし」座長の演技。虫がOHPに寄ってきたらウチワであおいで逃がす。



演じてくれた子どもたち。千代小学校の子どもたちが中心です。この小学校、3年生が人形劇
に取り組んでおり、フェスタでは5日に「ブレーメンの音楽隊」を演ずるらしい。3年生の子、
「緊張した・・」。人形劇本番の舞台度胸をつける練習になったかな?

「ジャックと豆の木」では舞台裏まで子どもたちが集中して見てくれているのを感じることが
できました。とってもいい子たちだ。


公演・撤収が終わると、なんと地区のスタッフの方がたと打ち上げ交流会!こんなおもてなしは
初めての経験で、メンバー一同感激・感謝そして恐縮・・。
いっぱいのお料理と飲み物、そしてこの地区のことや今日の感想などいっぱい。
公民館関係の方々を中心に、会場設営や交通整理、食事の手配、舞台や音響の設営など・・・・
すごい「地域力」を感じました。



「区長さん」(だったと思う)のあいさつ・胸にはfフェスのワッペン。



千代小学校の校長先生。



公民館長さん手作りの工芸品「虫籠」。ライ麦の穂を編んで作られたそうです。これをメンバーに
プレゼントしてくださいました。
この大きさのものを編むのに15分だそうです。なんと熟練したワザ!これを作成するためにライ麦
を栽培されておられるそうです。





翌日、フェスの本部へいって受付。でも今年は観劇はせずにフェスの雰囲気だけ味わって、
下呂温泉へ移動。そこで「しらさぎ座」の影絵を見ることに。サイト管理人は名古屋っで所
用のためここで別れました。

10回目のフェス。今回は地域公演ということで印象深いものとなりました。飯田の中心深
部だけでなく、飯田市の最南端の山間部にまでしっかりとこの取り組みが根付いていること
を実感しました。そして合わせて「地域力」が高まっていることも・・。

私たちの住む地域に比べて「うらやましい・・・」の一言。