飛鳥”光と歴史のページェント”参加記録 2004.08.13〜08.14

飯田の人形劇フェスが終わってから一週間。その余韻もさめぬうちに次の公演です。
ホームページで影絵を検索したらヒットしたということでお招きを受けました。
国営の「飛鳥歴史公園」開園30周年事業のイベントが開催され、その一コマとしての、
私達の影絵劇。
屋外の、しかも夏の夜の公演ということもあって躊躇しましたが、せっかくの機会であるので
人数もそろうことだし「やってみよう!」・・・と。
でも、近づくといろんな事情で参加不可能のメンバーが続出。
(それぞれ理由は「おめでたいこと」だったので全員納得)
人形キャスト7名、照明1名、機材運搬等サポート1名の計9名のメンバーで公演。
これまでの「龍の子太郎」公演スタッフ最小人数を更新しました(???)。

出発前の積み込み。運搬者のスタッフは
14日も仕事があり、なんと宮津〜明日香
(片道250キロ2往復することになる)彼が
いなくては公演はできなかった。
飛鳥歴史公園「石舞台」地区。
この上の広場に「石舞台」がある。
「あすか風舞台」(かぜぶたい)
ここがこのイベントのメイン舞台。
舞台上でスクリーンの仕込み。 風にあおられないように、袖幕も安全ピン
でしっかり留めました。
スクリーンの立ち上げ。イベントスタッフ
が大勢いて、さすがに手慣れたもので
ずいぶん助かりました。
屋外でも見劣りしない、大きなスクリーン。
イベントスタッフ会社の人もびっくり。
あまりにスクリーンが巨大なので、舞台上
には設置しておけず、舞台横に人海戦術で
エッチラオッチラと移動。
今回「虫対策」のために蚊帳を利用して
作った「照明用ブース」。飯田の帰りに
「こんなのできない?」ともちあげたら、
スタッフのO君が考案、作製してくれた。
正面から見ると、なかなかカッコいいでしょう。
効果は絶大でした。


13日は日没を待って、リハーサル。と言っても与えられた時間は一時間だけ。結局照明のあわせを
しただけで終わってしまいました。翌日の14日は夕刻まで待機。おかげで飛鳥の観光ができました。
歴史のある地域で、民家の佇まいやその風景が自然によくなじんでいて「今度は観光だけでゆっくり
来たい・・・」とメンバー全員が思いました。
少し足をのばして「法隆寺」へ。
最古の木造建築ということで、ここでも歴史の重みを感じましたね・・・。

後発のメンバー二人を迎えて、本番待機。
少し天候も心配しましたが、何とかもちそう。
6時からのイベントが進むにつれ、だんだん会場も闇につつまれ
行灯やロウソクが会場にともされ雰囲気がでてきました。

本番開始。やっちまいました・・・・・
赤インクを水で溶いてなくて
うまく流れず、いつもと違う画面に・・
(懺悔!)
赤オニが太郎に天にむかって放り投げ
られる場面。うまく飛んでいきました。
鶏長者の池で、ヘビが徐々に現れる。
「00フィルター」の効果。
たどり着いた湖。龍になった母親との
再開。
岩に体当たりして崩していくシーン。
3色のスポットで演出。
見事岩場が崩れ、ひろい土地が
現れる。
本番。照明ブース。
てんてこまい。
エンディング。クレジットにあわせて
出演者のシルエット。
最後に幕前で紹介してもらいました。
人形キャスト・・・たったこれだけの人数。
最後に広場で撤去作業。
疲れたー・・・・

ホントに初めての屋外公演。「無謀だ・・」と思いつつも何とか終了。
室内での公演と違い、客席の反応がうかがいにくかったのですが、
イヌだけはしっかり吠え声で反応をしてくれていました・・・・(笑)

参加できなかったメンバーからもリアルタイムでメールや電話での応援。ありがとう。
またまたお世話になった、飛鳥管理センターの方、イベントスタッフの皆様、
そしておいしい「明日香鍋」をごちそうしてくださった民宿の方。
大勢の方々ほんとうにありがとうございました。