音響は・・・・

<録音>

 春に脚色された台本を元に配役、練習、そして録音。ところがなかなか声優がそろわない。そこでばらばらに録音するわけです。最後のシーンからの録音なんてこともしょっちゅう。台本をチェックしながら録音するわけですが時には「録りわすれ・・!」なんてこともあり、仕方なくその部分だけ再録音ということも。
 この最初の録音は現在は編集のしやすいMDを使っています。以前はカセットテープ主流でした。


<編集>

 さて録音した素材を元に編集するわけですが、これは孤独な作業。以前は4トラックのマルチトラックレコーダーを使いピンポン録音での音質劣化に悩まされていました。そしてADATというデジタルマルチレコーダーを使用するようになり音質はずいぶん改善。でも、マスタリングが終わった段階で「ここもうちょっと間(ま)が欲しい・・」と言われるとテープですのではさみで切ってつないで・・というわけにいかずマスターに合わせて演出をしてもらっていました。このころからマスターもCDにやいてデジタル化しています。
 最近はパソコンの性能も向上し、いくつでも録音トラックを設定できるソフトで編集。ずいぶんラクになりました。

編集ソフト「SONAR」

<音楽・効果音>
 音楽はひとつの作品の中で、できるだけ一種類のアーティストのものを使うようにしています。理由はごちゃ混ぜで使うと全体の統一感が崩れてしまうからです。(2004年版「杜子春」は坂本龍一氏のアルバムから)
 「手袋を買いに」「ジャックと豆の木」はテーマソング、BGMともに「かげぼうし」オリジナルです。
 効果音は苦労の連続・・・。おかげでCDやMDが増えました。「無ければ創る」方針ですが、そのものを録音しても効果音にはならず時間のかかる作業です。

題名 作詞 作・編曲 備考 ファイルサイズ
明日は 安田 潤 山下浩二 大柿留美子 「手袋を買いに」1986 3350KB
空へ 山下浩二 山下浩二 中村典子 「ジャックと豆の木」1995 1833KB

(MP3ファイルです題名をクリックして試聴してください)


<PA>

 公演の音響は、初期の頃は肉声に家庭用のステレオを会場に持ち込んでいました。いつの頃からかPA機器が調達できるようになり、大きな会場でも「聞きやすく」をもっとーにしています。